CHECK.1お財布にもったいない!
食費の今・昔~初代東京オリンピックからコロナ禍まで
家計の中で大きな割合を占める「食費」。初代の東京オリンピックが開催された1964年には、消費支出の約4割(39%)もの金額が、食費に充てられていました。高度経済成長から安定成長を経て、バブル期を迎えた1987年には、食費の割合は26%まで減少。服飾やレジャーに費やすお金が増えるようになりました。
2000年に23%まで減少し、その後ほぼ横ばいだった食費の割合が、コロナ禍に突入した2020年には27%にアップ。食料品の価格高騰により、食費の割合は更に上がる可能性も…。「もったいない」支出は減らしていきたいですね。
2000年に23%まで減少し、その後ほぼ横ばいだった食費の割合が、コロナ禍に突入した2020年には27%にアップ。食料品の価格高騰により、食費の割合は更に上がる可能性も…。「もったいない」支出は減らしていきたいですね。
約6万円分の食べ物を捨てている?!
「満腹で料理を食べ残した…」「知らぬ間に食品の消費期限が過ぎていた…」そんな経験は誰しもあると思います。
本来食べられるはずの食品が、食べ残しや期限切れにより捨てられてしまう「食品ロス」は、ごみを増やしてしまうし、家計にもマイナス。食品ロス相当分の食品の購入費でなんと年間約5万6千円も無駄になっているという試算が!その食品ロスをごみとして運搬・焼却する経費も合わせると無駄は約6万円にも達します。
本来食べられるはずの食品が、食べ残しや期限切れにより捨てられてしまう「食品ロス」は、ごみを増やしてしまうし、家計にもマイナス。食品ロス相当分の食品の購入費でなんと年間約5万6千円も無駄になっているという試算が!その食品ロスをごみとして運搬・焼却する経費も合わせると無駄は約6万円にも達します。
<出典:京都市食品ロスゼロプロジェクト>
http://sukkiri-kyoto.com/data
自分の食品ロスはどれくらい?
家計簿を付けると節約につながると言われますが、食品ロスも同じこと。食べ残しや期限切れで捨てるたびに記録していけば、自分がどれだけ食品ロスを出しているか気づくことができるし、減らそう!という意識が芽生えます。食品ロスを入力すると、それを金額に換算したり、平均と比較したりできるアプリもあって、モニターがそれを使ってみたら、約2割も食品ロスが減ったというデータも。
<アプリ「食品ロスダイアリー」>
https://gomi-jp-foodloss.com
値引き品は一石二鳥!
家計を助けてくれるのが、食品スーパーなどで夕方に多く見られる値引きシールが貼られた商品。これはお店が儲けようと値引き販売しているのではなく、売れ残って廃棄されてしまう食品を少しでも減らすための工夫なんです。こうした商品を買えば、食費が浮いて、お店からの食品ロスも減って一石二鳥!ただし、安いからと買い過ぎて使いきれなければ本末転倒なので気を付けてくださいね。
在庫品や売れ残りをネットでお得に購入
賞味期限が近付いたことや商品のリニューアルによって出荷できなくなったレトルト食品やお菓子、パン屋さんで売れ残りになってしまいそうなパン、それらがインターネットを通じて割安で購入できるのをご存知ですか?
「フードシェアリング」というサービスで、メーカーや小売店にとっては食品ロスを防ぐことができて、消費者にとってはお得に購入できるため、近年利用が拡大しています。
「フードシェアリング」というサービスで、メーカーや小売店にとっては食品ロスを防ぐことができて、消費者にとってはお得に購入できるため、近年利用が拡大しています。
<フードシェアリングの例>
「TABETE」 https://tabete.me
「Kuradashi」 https://kuradashi.jp